Q.

当社は人員も限られているため、経理業務の大部分をアウトソーシングしています。上場準備において、経理人員の採用を行い、決算業務を内製化する必要があるのでしょうか。

A.

通常、上場準備の過程で経理業務を内製化させる必要があります。インサイダー取引規制や適切なディスクロージャーへの対応に向けた体制の整備等の観点から、上場準備会社自身が経理業務全般について責任を持って統括することができる体制を構築することが求められるためです。

また、経理業務のアウトソーシングについて、一律に否定されるものではありませんが、経理業務のうち、会計方針の決定や経理業務の最終承認など、上場準備会社として最終的な判断が求められる業務については内製化させる必要があります。一方で、伝票の起票や集計等の重要な判断を伴わない定型業務についてはアウトソーシングが認められる場合があります。
どこまでの範囲で経理業務のアウトソーシングが認められるのかは、各社の状況に応じて異なりますので、主幹事証券会社や監査法人等と相談のうえ、慎重に検討する必要があります。

《参考》
東京証券取引所|Ⅳ 上場審査に関するQ&A(Q32)

お問い合わせ

税務・会計・経営に関するお悩みやご相談内容をまずはお気軽にお聞かせください。ご相談やお見積りは無料で承ります。